ニーリーは、モビリティSaaS「Park Direct(パークダイレクト)」を運営している。同サービスのユーザーに実施した調査によれば、充電設備が無く購入を諦めたEV購入検討層の64.4%が、「自身が使用する月極駐車場に充電器が設置されれば、EVを購入したい」と回答した。また、EV所有者の72%が、「利用中の月極駐車場で充電器を利用したい」と今の充電環境に満足していないと回答している。

また、ニーリーは、新明和工業株式会社と連携して千葉県の駐車場でEV充電器を設置する実証実験を2022年9月より行ってきた。同社は、この実証で得た知見と、Park Directが持つ月極駐車場のプラットフォームを活用する。これにより、EV充電インフラの構築にとどまらず、全てのカーユーザーの体験を向上させるモビリティプラットフォームとして、提供価値の拡大を推進していくという。さらに、同社は、全国の月極駐車場へのサービス展開も視野に入れている。今後は事業の拡大とともに、充電インフラの拡充を進めていくと述べている。