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NEC、Digital KYC本人照合SDKに公的個人認証への対応機能追加

2023/12/20(水)

日本電気株式会社(以下、NEC)は12月19日、「Digital KYC本人照合SDK」において、公的個人認証への対応機能を新たに追加し、金融機関をはじめとする事業者向けに提供開始すると発表した。
同サービスは、スマートフォンなどのカメラを⽤いて顔認証を行い、オンラインでセキュアに本⼈確認(eKYC)を実現するものだ。今回の機能追加により、さまざまな認証方式を1つのアプリで提供可能とするとともに、公的個人認証と顔認証を組み合わせた、より厳格な本人確認を実現する。

また、同社は、マイナンバーカードを利用した公的個人認証と、マイナンバーカード以外の運転免許証等と顔認証を利用した他の認証方式を一体で提供する。これにより、事業者は、1つのアプリでユースケースにあわせた本人確認機能の導入や、犯収法の改正に合わせたスムーズな認証方式の移行が可能となる。

くわえて、同社は、公的個人認証と顔認証を組み合わせて利用することで、利用者本人であることの真正性をより確実に確認することができる厳格な本人確認を実現する。これにより、パスワードが記載されたメモなどと一緒に盗難にあった際におけるマイナンバーカードの不正利用を防止する。また、顔認証を行わない公的個人認証と使い分け、高額取引など高リスク取引時には公的個人認証と顔認証を組み合わせるといった運用も可能だ。

また、同サービスでは、スマートフォンでマイナンバーカードのICチップを読み取る際に、カードをかざす位置を使用機種に応じて分かりやすく画面上でガイドする機能も新たに開発し、搭載している。(特許出願済)

なお、NECは、提供価格100万円~ (税別)、2026年度までに30社への販売を目標としているという。また、同社は、今後もこのサービスの強化を図ることで、デジタル社会に求められる利便性と安全性を両立するオンライン完結の本人確認を社会へ提供していくと述べている。

ICチップ読取ガイド機能画面イメージ



(出典:NEC Webサイトより)

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