日本ペイント、大阪・関西万博の自動運転にターゲットラインペイント提供
2025/4/23(水)
日本ペイント・インダストリアルコーティングスはこのたび、大阪・関西万博において、来場者輸送を担う自動運転バス向けに自動運転用特殊塗料「ターゲットラインペイント」を提供することを発表した。
大阪・関西万博ではEVバスがJR新大阪駅・JR大阪駅・京阪中之島駅~万博会場、舞洲駐車場~万博会場、万博会場内の外周道路を自動走行する。これらの3つのルートで同社の「ターゲットラインペイント」が採用された。
この塗料は、自動運転車両に搭載されているLiDARセンサーで認識できるため、走行経路に塗装することで、車両に搭載されたセンサーがラインを認識・追従し、自動運転を実現する。また、塗装するだけで自動運転用のインフラ整備ができるため、比較的安価な費用で導入やメンテナンスできる。さらに、路面と同化する色の設計が可能で、道路の路面標示と誤認しにくく、安全面や景観にも配慮しているという。なお、同社は、今後も安心・安全な自動運転の実現を目指して、この塗料の提案を強化していくと述べている。
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ターゲットラインペイント塗装(左)
センサーで見たときの様子(右)
- トンネル内の施工場所
- 大屋根リング下の施工場所
- 大阪市自動運転バス実装協議会資料より引用
- 大阪市自動運転バス実装協議会資料より引用
- 大阪市自動運転バス実装協議会資料より引用