日産、アンビシャスタイムの実証開始 移動しながら冒険型旅行体験などが可能に
2025/4/25(金)
日産自動車(以下、日産)は4月24日、新たなモビリティサービス用プラットフォーム「アンビシャスタイム」の実証実験開始を発表した。
同プロジェクトの目的は、ユーザーの「時間があれば本当はやりたかった」という希望を叶える、新たな時間「アンビシャスタイム」を創出することだ。オンデマンドシャトル※や自動運転車の後席にて、「移動しながら〇〇できる」という新たなサービスプラットフォームを提案するという。
具体的には、2025年4月よりシミュレーションルームを活用して冒険型旅行体験、音楽の追求、没入型ゲーム、ワンストップビューティーケア、至極のリラックス、推し活、リスキリング、起業/副業など、パートナー企業と市場導入に向けた課題抽出と仮説検証を行う。さらに、実験終了後は、実際の車両に同サービスプラットフォームを搭載し、公道を走行しながらサービス価値とビジネス検証を実施。日本市場への導入検討を進めると同時にグローバルでの展開も検討を進めるという。
また、日産は、パートナー企業の技術、サービス、コンテンツなどの強みを生かしたサービス提供を検討していくとのことだ。具体的には、ヤマハと車内の専用音響環境、ホリと車内独自ゲームにおけるコントローラー開発、大丸松坂屋百貨店とファッションサブスクサービスAnother ADdressとの協業、ゴールデンフィールドと車内での頭のほぐしサービス提供(悟空のきもち)、達成電器と車内ゲーミングシステム開発を行うという。さらに、日産は、「アンビシャスタイム」を一緒に価値を共創していくパートナー企業を募集している。なお、募集フォームは以下となっている。
https://forms.office.com/r/emKknMkDX8
※ 利用者の予約に応じる形で、運行経路や運行スケジュールを合わせて運行する地域公共交通のこと