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日産のEV・電動化関連まとめ【2023年5月~2024年5月】

2024/6/3(月)


日産は2023年11月24日、英国の工場で生産される3つのモデルすべてが将来的にEVになることを発表した。これにより、ゼロ・エミッションの未来に向けたビジョンの実現を加速させるという。

今回の発表は、日産が今後、欧州に投入する新型車はすべてEVとすること、また、2030年までに欧州における乗用車のラインナップを100%EVとする先日の発表に続くものだ。今回の発表により、サンダーランドの「EV36Zero」は、3つのEV、3つのギガファクトリーと最大30億ポンドの投資で構成されることになる。さらに、同社は、日産の英国従業員7000名と英国のサプライチェーンを支える3万名の人々の生活に貢献していく。

また、このプロジェクトには、日産の主力クロスオーバーである将来の「キャシュカイ」と「ジューク」のEVモデルが含まれている。くわえて、英国で生産予定の3番目のモデルは「日産リーフ」の次期型になる予定だ。


株式会社REXEV(以下、REXEV)は2023年9月11日、日産とEV車両データのサーバー間を連携した実証実験を行うと発表した。

REXEVは、EVの車両管理とエネルギーマネジメントシステムが統合されたeMMS(eモビリティマネジメントシステム)を開発している。さらに、同社は、このシステムを活用し、独自の車載デバイスを設置することで、車両のバッテリー残量、電力消費量、GPS位置情報等の情報を取得してきた。しかし、この車載デバイスを設置していないと一部のサービスが提供できない、設置工事等が発生するなどの課題があったという。今回の連携により、EV車両データの取得のために独自の車載器の設置が不要となり、導入コストの削減、ならびにより多くのEVユーザーへのサービス提供が可能となる。

具体的な実証内容としては、日産の「Nissan Biz Connect API」より、EVのバッテリー残量、電力消費量、GPS位置情報等の車両情報を連携する。さらに、「法人EV向け スマート充電器サービス」、「社用車・公用車導入支援サービスFlemobi(フレモビ)」、「EVカーシェア事業立ち上げ支援サービス」、「電気自動車カーシェアリング eemo」のサービスを提供するための課題の抽出、提供サービス品質の確認ならびに付加価値の向上が可能か検証するという。


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