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警察庁、警察白書公開 2024年交通事故死者数は2年ぶり減少

2025/7/30(水)

警察庁は7月29日、2025年版の警察白書を公開。2024年中の交通事故による死者数※1は、2663人と2年ぶりに前年比で減少したことを明らかにした。また、重傷者数も2万7285人と2年ぶりに前年比で減少したという。

今回の警察白書によると、2024年の死者数は2015年と比較して、全年齢層で35.3%、65歳以上で32.7%とそれぞれ減少した。2024年中の人口10万人当たりの死者数は、全年齢層で33.9%、65歳以上で38.7%それぞれ減少している。

また、2024年中の65歳以上の死者数は1513人であり、前年比で47人増加となった。65歳以上の人口10万人あたりの死者数は、全年齢層と比較して約2倍であり、死者数全体に占める65歳以上の割合は56.8%となっている。

2024年の人口10万人あたりの死者数の状態別統計では、歩行中、自動車乗車中、二輪車乗車中、自転車乗用中の順という結果となった。一方、2024年の運転免許保有者10万人あたりの死亡事故件数※2を事故類型別では、正面衝突等※3、歩行者横断中の順になっている。

くわえて、最近5年間における死亡事故を時間帯別にみると、17時台から19時台にかけて多く発生している。中でも薄暮時間帯※4の死亡事故は、10月から12月にかけて特に多く発生していることが明らかになった。

※1 交通事故発生から24時間以内の死者数
※2 自動車、自動二輪車及び一般原動機付自転車の運転者による事故を計上
※3 正面衝突、路外逸脱又は工作物衝突
※4 日の入り時刻の前後1時間(警察白書より)
(出典:警察庁 Webサイトより)

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