NTT西日本グループ、自動運転EVバスの実証を和歌山市で開始
2025/2/4(火)
NTTビジネスソリューションズ株式会社は1月29日、和歌山市が行う「和歌山市自動運転実証調査業務」NTT西日本グループで実施することを発表した。
同業務は、和歌山市の2024年度「地域公共交通確保維持改善事業(自動運転社会実装推進事業)」採択を受け、それを活用したものだ。株式会社マクニカとともに、和歌山市における「持続的な交通サービスの提供」等の地域課題の解決に向け、1月29日~2月9日までの12日間、和歌山市内で自動運転EVバスの実証事業を行う。
同事業の目的は、将来的な自動運転レベル4による社会実装に向けて、公道走行の課題抽出やリスク分析、自動運転に対する社会受容性の醸成、地域公共交通の活性化および官民が一体となって交通政策上の課題解決に向けた検討を進めることだ。また、信号連携等のインフラ連携や路車協調、遠隔監視を本事業で検証することで、将来的な自動運転の実装を目指すという。
なお、3者は、同事業の調査を踏まえ、和歌山市において、自動運転レベル4の実証運行をめざし、今後も実証調査を積み重ね、自動運転サービスの提供に必要な運行体制の構築など各種課題解決に取り組むという。そして、こうした取り組みを通じて、和歌山市の地域住民および周辺地域、観光客が安心して利用できる安全で快適な自動運転サービスの実現を目指すと述べている。