ニュース

大阪ガスが家庭の蓄電池、EV電力プラン新設、充放電を自動遠隔監視

2024/6/24(月)

大阪ガスが蓄電池の充放電を電気単価に合わせて自動で遠隔制御するプランを新設

大阪ガスが蓄電池の充放電を電気単価に合わせて自動で遠隔制御するプランを新設

大阪ガスは蓄電池やEVを使用する一般家庭向けの電気料金プラン2種を新設し、7月1日より受付を始めると6月19日、発表した。同社初の市場に連動する料金設定で料金単価を抑えるとしている。また、蓄電池では、電気料金プランで日本初とする充放電の自動遠隔制御サービスを提供する。

新設プランの一つ「MY蓄電プラン+(プラス)」は、大阪ガスのサービスチェーンが販売する同社指定のIoT対応蓄電池を単体で設置している契約者が対象となる。季節に応じて昼間や夜間の電気が余る時間帯に電気料金の単価を下げる。この時間帯の単価を抑えることで電気需要が増す夕方から夜間の時間帯に放電を促す。

充電時間帯の単価設定は、大阪ガスとして一般家庭向けで初の市場連動型を導入する。日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格変動を、上限を設けて電力単価に反映させる。また、単価に連動して蓄電池の充放電を大阪ガスが自動で遠隔制御するサービスが付帯する。

EVユーザー向けの「MY EVプラン」は、夜間の単価を通年で抑え、契約者のEV充電にかかる費用の低減を図る。こちらも、昼間の一部時間帯でJEPXでの市場価格の変動を単価に反映させる。


大阪ガスは新プランによって電力需要の負荷を平準化し、契約者の電気代低減に貢献するとしている。同社グループはEV充電器とエネルギーマネジメント、再生可能エネルギーを組み合わせたソリューション提供などEV・充電関連の事業を行っている。

get_the_ID : 226909
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る