パナソニックエナジー、米ルシッド社の新型SUVに車載用電池搭載
2025/1/15(水)
パナソニック エナジー株式会社(以下、パナソニック エナジー)と米国EVメーカー Lucid Group, Inc(以下、ルシッド社) は1月7日、ルシッド社の新型電動SUV、Lucid Gravity Grand Touring(ルシッド・グラビティ・グランド・ツーリング)にパナソニック エナジーの車載用円筒形リチウムイオン電池搭載を発表した。
パナソニック エナジーとルシッドは、2022年に車載用円筒形リチウムイオン電池の供
給契約を締結した。パナソニック エナジーの電池は、ルシッド社のLucid Air Pureに搭載されており、この実績により、後続のLucid Gravityにも電池が採用されることとなった。
さらに、2024年12月にアリゾナ州の工場で生産が開始された Lucid Gravity Grand Touring、2025年末に発売が予定されている Lucid Gravity Touringの両モデルともパナソニック エナジーの2170セルが搭載される予定だ。このセルは、現在日本で生産されているが、将来的には現在建設中のパナソニック エナジーのカンザス工場で生産されるという。
▼関係者のコメント
■ルシッド社 CEO 兼 CTO Peter Rawlinson氏のコメント
Lucid Gravityは、一切妥協のない、革新的なSUVです。フルサイズSUVの広い室内空間、スポーツカーのような性能と極上の快適性、さらにEPA(米国環境保護庁)推定最大約450 マイルの航続距離という、これまで実現不可能だった特性を一つの形にしました。私たちは、先進的な技術とパナソニック エナジーとの協業を通じて、他社と比較して驚くほど小型のバッテリーパックを実現しました。これは貴重な資源を守るうえで非常に重要な要素です。持続可能なモビリティをすべての人々のためにさらに推進していく中で、パナソニック エナジーとの協業が今後も続くことを楽しみにしています
■パナソニック エナジー社長 只信一生氏のコメント
この度は、ルシッド社との再びの協業を大変うれしく思っています。高性能なパナソニック エナジーのセルとルシッドの技術を組み合わせることにより、当社の円筒形リチウムイオン電池の特性を最大限に引き出すことができ、その結果、これまでにない性能と航続距離を持つ電動SUVが実現しました。これは、EV業界における新たなスタンダードの確立と、『幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現』を目指す当社の継続的な取り組みを示すものです
(出典:パナソニックエナジー Webサイトより)