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パナソニックコネクトの非接触指紋認証技術、羽田空港の検証実証に採択

2025/2/4(火)

パナソニック コネクト株式会社は2月3日、出入国在留管理庁が羽田空港第3ターミナルで実施する「非接触指紋認証の精度検証」の実証実験に、同社の非接触指紋認証技術が採択されたことを発表した。

この技術は、現行の接触型の指紋認証機で取得した、指の変形が生じる指紋データと、非接触型で取得する指の変形が生じない指紋の照合を可能にする独自の新技術(特許出願中)だ。この技術を活用することにより、既に接触型で登録されている指紋データベースを再構築することなく、非接触指紋認証に置き換えることが可能になる。

今回の実証実験は、将来的な空港の上陸手続における審査待ち時間の短縮を目的に、2025年2月3日~2月28日の期間で実施される。具体的な実施内容としては、出国審査場付近に当社の非接触指紋認証装置を設置し、日本を出国する外国人を対象に、任意で指紋採取を行う。そして、出国時に取得した「非接触指紋」が、入国時の審査で取得した「圧着指紋」のデータと正しく照合可能か検証を行うというものだ。

なお、同社は、訪日外国人6000万人時代の到来を見据え、生体認証技術にくわえて先進的なセンシング技術の活用によって、オペレーションのさらなる効率化、快適で円滑な旅客体験の実現に貢献していくと述べている。



(出典:パナソニック Webサイトより)

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