昨今、EVの普及が急速に進んだことで、乗用車で起こるトラブルの内容にも変化が生じている。PI子会社である株式会社プレミアアシスト(以下、プレミアアシスト)と株式会社プレミアアシスト・ネットワークは、以前から自動車のトラブルが発生したエンドユーザーのもとへ駆け付け、現場対応を行うロードアシストサービスを提供してきた。

同サービスでは、EVが走行中に電池切れする電欠を起こした際に、既存のサービスネットワークを生かして現場に駆け付けて充電する。これにより、給電ステーション等へのレッカー搬送を伴わずに現場で復旧し、短時間で自走が可能になる。また、バッテリー本体のトラブル等、電欠以外の要因で充電による現場復旧ができない場合も、従来の点検・修繕・レッカー搬送の対応を行うことで解決に導く。

また、同サービスは、11月30日時点で、プレミアアシストのサービスセンターでの実証実験を経て、15都道府県で38台が稼働を開始している。今後は、フランチャイズ店舗でも段階的にサービスネットワークを構築し、2023年春をめどに全国47都道府県へ展開予定だ。

なお、PIグループでは、モビリティ社会を取り巻く新たな需要への対応をはじめ、今後も社会や環境の変化により求められる問題解決を目指し、サービスやシステムの開発に取り組んでいくと述べている。

(出典：PI Webサイトより)