プラゴが事前予約可能なEV充電ステーションを商業施設に設置 10月サービス開始
2022/9/30(金)
EV充電サービスの株式会社プラゴは9月29日、都市部の商業施設を中心に事前予約できるEV充電ステーションを導入し、2022年10月からサービス提供を開始すると発表した。
また、これに併せて、急速充電器「PLUGO RAPID(プラゴ ラピッド)」の提供を開始。従来提供してきた普通充電器「PLUGO BAR(プラゴ バー)」と合わせてEV充電インフラの整備を図っていくとともに、EV充電にかかる体験を一括で利用できるスマホアプリ「Myプラゴ」の本格提供もスタートする。
プラゴが2022年に行った自社調査※によると、東京都内のEV保有者の4割は住宅事情などにより自宅で充電できていない状況にあることが分かった。戸建てでは、敷地内の充電器の設置や工事費用にハードルがある。また集合住宅では充電器の設置を自分だけで決めることができず、設置されている場合でも数が非常に少ないという現状が浮き彫りになったという。また、これに併せて、急速充電器「PLUGO RAPID(プラゴ ラピッド)」の提供を開始。従来提供してきた普通充電器「PLUGO BAR(プラゴ バー)」と合わせてEV充電インフラの整備を図っていくとともに、EV充電にかかる体験を一括で利用できるスマホアプリ「Myプラゴ」の本格提供もスタートする。
そこで自宅の充電設備の有無に関わらず、EVユーザーが自宅での基礎充電のように確実かつ便利に利用できる充電場所の整備により課題解決を図るべく、今回のサービス開始に至った。
※2022年8月19日~31日実施WEBアンケート n=76(東京都EVユーザー)
急速充電器「PLUGO RAPID」は連続利用時間を60分に設定。比較的滞在時間の短いスーパーマーケット、コンビニエンスストア、スポーツジムなどへの設置を進めている。自宅で充電できないEVユーザーに対して、自宅外での短時間の充電を実現し、日常的に活用できるようにしていく。
導入施設は、10月に三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲で普通充電器2基、11月に三井ショッピング ららぽーと堺で普通充電器10基、テラスモール湘南で急速充電器1基と普通充電器2基、ルミネ立川で急速充電器1基など。今後も、順次設置施設を拡大していく予定だ。
普通充電器「PLUGO BAR」に加えて、急速充電器「PLUGO RAPID」を製品展開することで、施設の場所や特徴、利用者の生活スタイルに応じた充電設備を提供していく。
専用のスマホアプリ「Myプラゴ」は、充電ステーションの検索や空き状況の確認/通知から予約・決済まで一気通貫した利用が可能なスマホアプリ。出かける前から商業施設の充電ステーションを確保できるよう、60分前から取り置き予約できるほか、他に充電ステーションを使っている車が退出した際に通知が届く機能を備えている。
さらに、充電時間に活用できるクーポンや施設の特典サービスも提供するという。
なお、プラゴでは2025年までに、全国都市部を中心に1,000拠点の導入を目指すとしている。