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プラゴ、日本初のCHAdeMO準拠プラグアンドチャージ「& GO」開始 ホンダ「N-ONE e:」に初搭載

2025/9/17(水)

EV充電インフラを手掛けるプラゴは、日本初となるCHAdeMO規格に準拠したプラグアンドチャージシステム「& GO(アンドゴー)」の提供を開始した。EVに充電プラグを接続するだけで車両認証から決済までが自動で完了し、従来の認証カードやアプリ操作を不要にする。第一弾として、9月12日に発売されるホンダの新型軽EV「N-ONE e:」に実装される。

EV充電時の認証カードの用意や、スマートフォンアプリの起動といった手間は、ユーザーにとって課題となっていた。プラゴが新たに提供する「& GO」は、この課題を解決し、シームレスな充電体験を実現するサービスである。

「& GO」に対応した車両と充電器であれば、ユーザーは充電コネクタを車両に差し込むだけで車両に記録された情報が自動的に認証され、事前に登録された決済方法で充電と支払いが完了する。これにより、充電のたびに必要だった物理的なカードやアプリ操作の手間から解放される。

今回のシステムは、EV用急速充電の国際標準規格であるCHAdeMOに準拠したプラグアンドチャージとしては日本初となる。第一弾として、プラゴとホンダが共同開発したシステムが、新型軽EV「N-ONE e:」に搭載され、サービスが開始される。

プラゴは「& GO」を単一のサービスに留めず、業界横断的なユニバーサルプラットフォームとして展開していく計画だ。このプラットフォームは、自動車メーカー(OEM)と充電サービス事業者の双方にメリットをもたらす。

自動車メーカーは、プラゴのサーバーと接続することで、既存車両のハードウェアに大きな改変を加えることなく、自社のEVをプラグアンドチャージに対応させることが可能になる。一方、充電サービス事業者も、各自動車メーカーと個別に共同開発を行う手間なく、自社の充電器でプラグアンドチャージサービスを提供できるようになる。プラゴが両者の間に入ることで、業界全体のシステム導入を効率化し、普及を促進する狙いだ。

プラゴは今後、より多くの自動車メーカーや充電サービス事業者との連携を進め、EVユーザーの利便性を飛躍的に向上させることで、日本のEV普及に貢献していくとしている。

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