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REXEVら3社、東京都採択の社用EV活用エネマネ・VPP実証事業開始

2024/10/11(金)

導入したEVと
スマート充放電器

横河レンタ・リース株式会社(以下、横河レンタ・リース)、芙蓉オートリース株式会社(以下、芙蓉オートリース)、株式会社REXEV(以下、REXEV)は10月10日、個々に点在するEVを集約し、EV由来の大規模な需給調整力を発揮するVPP※の構築に向けた実証事業開始を発表した。芙蓉オートリースは、芙蓉総合リース株式会社の連結子会社だ。
※ VPP(Virtual Power Plant):点在する太陽光発電や蓄電池、EVなどのエネルギーリソースをIoT技術で管理・制御して1つの発電所のように機能させる需給調整の仕組み(プレスリリースより)
同事業の目的は、EV充放電遠隔制御のシステムを採用したEVの車載蓄電池の情報をクラウド上で集約・管理し、蓄電池の充放電を遠隔で制御することだ。将来的には同じシステム管理下にある他のVPP参加企業のEVとも連携させることで、多数のEVと連動した大規模な調整力を市場に提供することを目指す。

また、同事業において、横河レンタ・リースは、芙蓉オートリースからのリース提供を受けてEV車両2台、横河レンタ・リースのテクニカルセンター「相模原テック」の敷地内にスマート充放電器2台を導入。これらと同充放電器に搭載したREXEVのエネルギーマネジメントシステム「Flemobi」を活用して、環境に配慮した自社EVの運用・管理を実施する。

さらに、横河レンタ・リースは、同事業を起点に、東京都が実施している「ゼロエミッション東京の実現に向けた技術開発事業」に採択されているREXEVのVPP実証事業に協力する。芙蓉リースは、REXEVと資本業務提携を締結しており、VPP参加企業の拡大に向けた顧客紹介・営業協力を行っている。なお、各社は、同事業に協力することでEVを活用した新しい需給調整の仕組みを共同で創出し、VPPの構築を通じ、脱炭素社会の実現に向け持続可能なエネルギー管理と電力需給の安定化を目指すと述べている。

VPP実証事業
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