積水化学ら、ペロブスカイト太陽電池の建物外壁設置用の改良工法開発へ
2025/10/28(火)
積水化学工業(以下、積水化学)、積水ソーラーフィルム、NTTデータ、および日軽エンジニアリングは10月20日、フィルム型ペロブスカイト太陽電池を建物外壁に設置するための改良工法の開発開始を発表した。
今回の実証の目的は、設置方法や太陽電池モジュールの固定方法の確立、塩害地域での耐久性検証、都心部建物での施工性検証、アルミ加工工場での製造性検証を行う。実証期間は、2025年10月から2029年3月までだ。
さらに、今回の実証では、アルミ押出形材を用いた固定金物の採用による大量生産と軽量性の両立、壁面(垂直面)の施工時に発生しやすいフィルム型ペロブスカイト太陽電池の「しわ・よれ」を調整することによる意匠性の確保にも取り組むという。
なお、4社は、2025年度中にNTT品川TWINS DATA棟でフィルム型ペロブスカイトの追加設置を行い、施工性や耐久性の検証を進める。そして、今回の取り組みを通じて、社会実装に向けた課題解決を実現し、都市部での再エネ地産地消に貢献する。2026年度以降は、日軽エンジニアリングでの製造ライン構築およびNTTデータが保有するデータセンターおよびオフィス計16棟への導入拡大に取り組むと述べている。
(出典:積水化学 Webサイトより)







