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太陽光発電により自宅で水素つくり 積水ハウス、水素住宅の実証開始

2023/7/18(火)

総合住宅研究所内の
実証検証棟(写真左)
水素住宅の
システム構成概要(写真右)

積水ハウス株式会社(以下、積水ハウス)は7月14日、太陽光発電による再生可能エネルギーの電力を用い、自宅で水素をつくり、住宅内の電力を自給自足する実証実験を6月より開始したと発表。住宅メーカー初※の水素住宅の2025年夏の実用化を目指すという。

※ 家庭の電力を賄う自家発電燃料として本格的に水素を活用した実証において(2023年6月30日現在、積水ハウス調べ)

同実証実験の目的は、家庭での使用環境を見据えた安定・自立運転の検証、商品化に向けた課題整理だ。積水ハウスの総合住宅研究所で実施している。

水素住宅では、日中は自宅の屋根の太陽光発電パネルでエネルギーをつくり消費する。さらに、太陽光発電の余剰電力で水を電気分解して水素をつくり、水素を水素吸蔵合金のタンクで貯蔵するという仕組みだ。雨の日などの日射不足時や夜間は、貯蔵した水素を利用して燃料電池で発電するという。

また、同社は、この水素住宅の開発において、太陽光発電(再生可能エネルギー)の電力による水素の製造も、その水素を用いた燃料電池による発電もCO2 が一切発生しない、日常生活におけるゼロカーボン化と電気の自給自足の実現を目指すと述べている。

(出典:積水ハウス Webサイトより)

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