まとめ記事

シェアサイクル関連取り組みまとめ【2024年3月~2025年3月】

2025/3/17(月)

シェアサイクルは、各所にポートを増やしており、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)にもポートが設定されることとなった。一方で、事業者間のポート共有や新型電動モビリティの導入といった新たな取り組みも見せている。
特に注目したいのは電動モビリティの導入だろう。この取り組みの背景には、東京都が推進する「e-モビリティ等の利活用促進事業」があり、結果次第では車両数やポートの数などがさらに拡大していくと思われる。東京都以外にも広がるかどうかは注目しておくべきだろう。当記事では2024年3月~2025年3月に行われたシェアサイクル関連の取り組みについてまとめる。

株式会社ドコモ・バイクシェア(以下、ドコモ・バイクシェア)

ドコモ・バイクシェアと、OpenStreet株式会社(以下、OpenStreet)は2024年7月10日、両社の電動アシスト自転車の発着ポートを共同利用する業務提携に合意したと発表した。自転車の再配置やバッテリー交換、自転車やポート部材の共同調達といった協業も進める。

両社は、限られたポート用地の獲得で競争するのでなく協調することで利用者の利便性向上と事業の効率化を両立できると判断。シェアモビリティを持続可能な交通インフラとして社会に定着させる結果につながるとして業務提携に合意したという。


ドコモ・バイクシェアとOpenStreetは2025年2月28日、横浜市との「横浜市シェアサイクル事業の実施に向けた協働事業」の協定締結を発表した。

具体的には、横浜市全域でドコモ・バイクシェアとOpenStreetがそれぞれ提供する電動アシスト自転車を双方のポートで利用・返却できるというものだ。共同ポート化は横浜市の公有地サイクルポートから実施していく予定であり、2025年前半から開始していくという。


ドコモ・バイクシェアは2025年2月28日、HUBchari・大阪バイクシェア連合体として、大阪・関西万博の会場へのシェアサイクルポートの設置事業者候補決定を発表した。

ドコモ・バイクシェアは、大阪・関西万博会場に併設される自転車駐輪場内において、ポート設置および運営を行うことで、安全かつ円滑な来場者輸送を実現し、万博における自転車利用促進を目指すという。

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