静岡市ら、可搬型蓄電池搭載EVを公用車・社用車として運用する実証開始
2025/1/23(木)
静岡ガス株式会社(以下、静岡ガス)は1月20日、静岡市、株式会社LEALIAN、nicomobi株式会社とともに、可搬型蓄電池を搭載したEVを公用車・社用車として運用する実証実験を1月20日から2月26日まで実施すると発表した。
4者は、太陽光発電から生じる余剰電力を充電した可搬型蓄電池や、可搬型蓄電池を着脱できる EV をシェアリングするビジネスモデルの構築を図るプロジェクトを進めているという。同プロジェクトは、静岡市主催のビジネスコンテスト「UNITE2024」で最優秀賞を受賞したものだ。
可搬型蓄電池を搭載したEVのメリットは、発電量が多くなる日中に使いきれない余剰電力を蓄えることで、昼夜に関わらずEVの動力として活用することができる点だ。さらに、蓄電池を交換することで EV車両への充電作業が不要になる。くわえて、この可搬型蓄電池は、EVの動力としてだけではなく、停電時や電力インフラのない地域でも独立した蓄電池として電力を供給することが可能だ。
また、今回の実証では、可搬型蓄電池を搭載したEVを公用車・社用車として活用可能かを検証することを目的に、静岡市大谷・小鹿まちづくり推進課の事務所と静岡ガス静岡支社の2拠点において可搬型蓄電池を搭載したEV3台を公用車・社用車として導入する。なお、4者は、この検証で得られた結果をもとに、プロジェクトのビジネス化を検討すると述べている。
(出典:静岡市 Webサイトより)