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ソニー・ホンダモビリティ設立発表会見 自動運転レベル3搭載等を目指す

2022/10/14(金)

代表取締役会長兼CEO
水野 泰秀氏(右)
代表取締役社長兼COO
川西 泉氏(左)

ソニー・ホンダモビリティ株式会社(以下、SHM)は10月13日、代表取締役会長兼CEOの水野 泰秀氏、および代表取締役社長兼COOの川西 泉氏による設立発表会見を行った。

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)と本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は3月4日、モビリティ分野における戦略的提携に向けて基本合意した。さらに、6月16日には「ソニー・ホンダモビリティ株式会社」の設立に関する合弁契約を締結している。




SHMは、高付加価値型の商品やサービスの提供、ユーザーとの新しい関係の構築にチャレンジし「Mobility Tech Company」を目指す。そのために、ソフトウエアを中心とした新しい技術の投入や、他社とのパートナーシップ構築を積極的に行い、新しいアイデアを採用する予定だ。

さらに、2社の知見だけでなく、共感・共鳴してもらえるカスタマー、パートナー、クリエイターの知を結集し、オープンに参加してもらえる機会や場の醸成に積極的に取り組むという。

また、販売は、オンライン中心とする予定で、ユーザーとダイレクトにつながり続けるネットワークを構築する。商品開発プロセスへの参加を呼びかけ、販売後もパーソナライズされた顧客体験を個々に提供し続ける予定だ。

さらに、SHM第1弾の商品は、2025年前半から先行受注を開始し、同年中に発売を予定している。最初にデリバリーする地域として、北米(2026年春)を想定し、その後に日本(2026年後半)を計画中だ。生産拠点は、ホンダの北米工場を予定している。

くわえて、同社は、特定条件下での自動運転機能、レベル3搭載を目指すと同時に、市街地等、より広い運転条件下での運転支援機能、レベル2+の開発にも取り組む。また、新しいHMI(Human-Machine Interface)を提案し、クラウドで提供するサービスと連携する。これにより、ユーザーごとにパーソナライズされた車内環境を実現し、ユーザーに運転以外の楽しみを提供する。

ほかにも、同社は、HMI/IVI(In-Vehicle Infotainment)システムに最新のSoCを2個搭載する。高性能なAD/ADAS ECU(Electronic Control Unit)と組み合わせて、従来のECUをハイパフォーマンスな統合ECUに集約していく予定だ。

同社は、多様な知をつなげ、最先端テクノロジーを追求する Mobility Tech Companyとして、人の感性や行動へ働きかけていくモビリティの革新を実現していくと述べている。なお、設立発表会の様子は、以下で公開されている。


(出典:ソニー Webサイトより)

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