サブスク関連取り組みまとめ【2023年12月~2024年12月】
2025/1/21(火)
サブスクリプションの考え方はモビリティ業界にも広がっている。自家用車を所有せずに車をサブスクするほか、EV、商用車、特殊車両といった車両をサブスクできるなど、サブスクの方向性も多様化しているところだ。また、これらのサービスでは、保険料や税金といった諸経費を料金の中に含めているものもあり、気軽に利用できる。試験導入としても活用できるため、今後もサブスクの種類は増えていくだろう。当記事では、2023年12月~2024年12月に行われたモビリティ業界のサブスク関連の取り組みについてまとめる。
株式会社Hakobune(以下、Hakobune)
Hakobuneは2024年12月11日、国立大学法人広島大学(以下、広島大学)の企業×従業員向けEVサブスクサービス「Hakobune」導入を発表した。
広島大学は、2030年までに、通勤・通学を含めたキャンパスで使うエネルギーのカーボンニュ ートラル化を実現することを表明する“カーボンニュートラル×スマートキャンパス5.0宣言”を行っており、教職員の新たな通勤方法として導入している。
同サービスは、毎月固定額で、EVを利用することができるサービスだ。固定額には、自動車保険料や車検代、自動車税なども含まれており、利用者の経済的な負担を軽減することができ、脱炭素の取り組みを推進できる。
芙蓉総合リース株式会社(以下、芙蓉リース)
芙蓉総合リースと株式会社eve autonomy(以下、eve autonomy)は2024年10月23日、自動搬送サービスの共同事業「eve auto Re Fine」の構築を目的とした業務協定締結を発表した。
同協定の目的は、eve autonomyが提供するサブスクリプション型自動搬送サービス「eve auto」と、芙蓉リースの有するファイナンスサービスとアセットノウハウを組み合わせた共同事業「eve auto Re Fine」の提供により、物流課題の解決と循環型社会に貢献することだ。
具体的には、ユーザーには従来通り「eve auto」を提供しつつ、当該事業にファイナンス面・アセット管理面における芙蓉リースのサービス・ノウハウを注入し、適切な中古価値の査定と車両の二次利用等を進めるという。
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