普通充電は、長時間駐車することが前提の場所で、バッテリーの劣化が進みづらい充電方法として最適とされており、マンションや宿泊施設などにおいて、EV充電設備の導入が進んでいる。一方で、賃貸アパートには共用部の電源が無いというケースは多く、導入に踏み切りにくいという背景があった。例えば、EV充電設備を導入するためには電気の新規引き込みが必要となるが、手続きが難しい・初期費用がかかる・基本料金が一契約分増加するなどの課題があるためだ。

テラモーターズは、EV充電インフラ「Terra Charge」を提供している。今回発表したプランでは、そういった賃貸アパートでもEV充電設備を導入できることを目指している。共用部に電源が無い、共用部電源の契約アンペア数に余剰がない場合には、テラモーターズが無料で電気の新規引込対応を行うという。

また、同プランでは、電気の基本料金や電気代に関しても実質無料だ。くわえて、「Terra Charge」では、初期費用・ランニングコストも無料となっている。このため、アパートのオーナーや住民は、負担なくEV充電設備を導入することができる。なお、同社は、EVをもっと身近に感じてもらえる環境づくりのため、引き続きEV充電設備の導入を検討しやすいプランの提案に努めていくと述べている。