TMF、福祉機器展に出展 日常生活に重点を置いた製品・サービス紹介
2025/9/25(木)
トヨタ・モビリティ基金(以下、TMF)は、2025年10月に開催される「H.C.R. 2025 第52回国際福祉機器展&フォーラム」、および視覚障がい者向けの総合イベントである「サイトワールド2025」※に出展し、「Mobility for ALL」プロジェクトで活動する6つのチームの製品・サービスを紹介すると発表した。
今回のプロジェクトは、国内外からの公募によって採択されたチームが、日常生活に根ざした実証に重点を置いて、実際の活用を想定した検証を繰り返してきたものだ。H.C.R. 2025では、4チームが製品・サービスの体験型の展示を実施。サイトワールド2025では、2チームが視覚に障がいのある人の移動をサポートする機器を展示・紹介をする。
具体的には、H.C.R. 2025には、音・光・ニオイなどの五感情報や、カームダウンスペース等の情報を共有できる投稿型のウェブサービス「Calmspot」(クリスタルロード社)、会話内容を手話通訳映像・字幕に変換しARグラスに投影する次世代補聴デバイス「補聴グラス」(サイナーズ社)、ユーザーが実際に利用した施設などを投稿・共有できる参加型のバリアフリーマップアプリ「WheeLog!」(ウィーログ)、誰もがどこからでも、現地での目的達成ができる、オンライン分身プラットフォームサービス「GENCHI」(toraru社)の4つが展示される。
一方、サイトワールド2025では、メガネのつるに搭載したセンサーで、白杖では検知が難しい上半身の高さの障害物を検知し振動で知らせるアイウェア「TAMI」(Lighthouse Tech SA 、スイス)、スマートフォンと連携したナビゲーションや音声ガイド、上半身の障害物検知が可能なセンサーも搭載したスマート白杖「SmartCane2」(WeWalk Limited 、イギリス)の紹介を行うという。
※ 最新の視覚支援機器やソフトウェア、福祉サービス等を一堂に集め、来場者が実際に「見て・触れて・体験する」ことができる視覚障がい者向けの総合イベント。2006年から始まり、今年は17回目の開催。(プレスリリースより)