東京ガス関連会社、ホンダの2工場に太陽光発電設備と蓄電池導入
2024/11/29(金)
導入する熊本製作所
（写真上）
細江船外機工場
（写真下）
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社（以下、TGES）は11月22日、本田技研工業株式会社（以下、ホンダ）の熊本製作所において、リチウムイオン蓄電池（2万kWh）を新たに導入し、稼働済みの太陽光発電設備（7100kW）の発電状況に連携した運用開始と、2025年4月に稼働する太陽光発電設備（カーポート型2200kW）の追加導入を発表した。さらに、静岡県内の細江船外機工場において、太陽光発電設備（1800kW）の稼働を開始し、2025年内のリチウムイオン蓄電池（2000kWh）の導入も決定したという。
今回の取り組みでは、太陽光発電設備と蓄電池を活用し、太陽光発電設備の発電量が電力需要を上回る休日等に蓄電池の充電を行い、発電量が電力需要を下回る時間帯に蓄電池から電力を供給することで、再生可能エネルギー由来の電力をオンサイトで無駄なく活用する。熊本製作所と細江船外機工場で合計5500tのCO2削減※1を見込んでいるという。
また、太陽光発電設備と蓄電池は、TGESがシステム設計、施工、メンテナンス・監視、制御等をワンストップで提供するエネルギーサービス方式※2で設置する。遠隔監視センターから24時間365日遠隔監視を行い、設備の停止につながる予兆を検知し、故障を未然に防ぐ予防保全も迅速に対応することで、設備の安定稼働を図る。
くわえて、今回の取り組みは、東京ガスとTGESが立ち上げたソリューション事業ブランド「IGNITURE」のソリューションとして提供する。なお、TGESは、工場における再生可能エネルギー利用の最大化、最適な設備運用を通じてサステナブルかつスマートな事業運営に貢献していくと述べている。
※1 CO2排出係数0.436kg-CO2/kWh（電事連2022年度速報値）、2022年度のエネルギー使用量で試算。
※2 事業者がエネルギーシステムを所有、メンテナンス、運用までワンストップで行い、利用者は初期投資不要でエネルギーサービス利用料を対価として支払うサービス。 （プレスリリースより）
（出典：TGES Webサイトより）
