東京メトロ、気温上昇対策として制帽着用省略と保護メガネ導入開始
2025/7/16(水)
東京地下鉄(以下、東京メトロ)は7月14日、近年の気候変動による気温上昇を踏まえ、車掌および運転士(以下、乗務員)が運転業務に従事する際、制帽着用を省略する試みを実施することを発表した。さらに、地上区間において着用を希望する駅係員および運転士に対して、保護メガネ(偏光サングラス)の導入を開始するという。
制帽着用省略の試みは、東西線・千代田線の乗務員(車掌・運転士)を対象に、7月15日~11月30日に実施する。具体的には、乗務員室内において、乗務員自らの判断で制帽着用を省略し運転業務に従事できるというものだ。さらに、東西線、千代田線での試み実施後、その状況を踏まえ支障がない場合は、8月を目途に東京メトロ全線で実施するという。
一方、保護メガネ(偏光サングラス)の取り組みは、6月1日から一部の駅係員および乗務員により試み着用し、より確実な確認作業に寄与することが確認できたものだ。7月15日より地上部において、業務に従事する駅係員及び運転士のうち希望する者を対象に、導入するとのことだ。