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東京メトロ、銀座線・丸ノ内線でもリアルタイム混雑状況の配信開始

2021/7/19(月)

東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)は7月14日、東京メトロmy!アプリにおいて銀座線、丸ノ内線の「号車ごとのリアルタイム混雑状況」の配信を開始すると発表した。

東京メトロでは、3つのキーワード、「安心な空間」「パーソナライズド」「デジタル」に基づく施策に取り組んでいる。その一環として、現在は改札利用者数の実績データを用い、時間帯ごと(30分単位)の駅改札口や列車の混雑状況をアプリやホームページで掲出している。この情報をもとに、混雑する箇所や時間帯を避けて利用してもらう狙いだ。



今回、銀座線、丸ノ内線において列車混雑計測システムの整備が完了した。それに合わせ、両線で新たに全駅間のリアルタイム混雑状況を東京メトロmy!アプリにて配信する。アプリ画面では、デプスカメラ設置駅でリアルタイムに実測した混雑状況と、その値を用いて予測した対象列車のその後の混雑予測情報を号車ごとに確認することができる。リアルタイムな混雑状況をアプリで確認し、空いている列車・号車を選んで乗車してもらうことで、ユーザー1人1人の安心で快適な利用が可能だ。

列車混雑計測システムは、デプスカメラをホーム端に設置し、駅を出発する列車内の混雑状況を撮影する。撮影された映像からエッジサーバで深度情報をテキストデータ化しクラウドサーバへ送信。クラウド上では、機械学習した人工知能(AI)により分析・解析させることで、駅を発車してから数秒で、列車内の混雑状況を号車ごとに算出するという仕組みだ。この技術を活用し、号車ごとのリアルタイム混雑状況の配信を開始する。

なお、銀座線・丸ノ内線以外の路線においても、2021年度内を目途に号車ごとのリアルタイム混雑状況の配信を目指しているという。東京メトロは、ユーザーが安心して快適に地下鉄を利用できるよう、引き続き、取り組みを進めていくと述べている。

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