tomtomら、Overture Maps Foundation設立
2022/12/26(月)
TomTom(以下、トムトム)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Meta、マイクロソフトとともに、Overture Maps Foundation(オーバーチュアマップスファウンデーション)を設立した。12月16日付のプレスリリースで明かしている。
地図データはますます多くのユースケースをサポートするようになり、新しい地図コンテンツ、網羅性、正確性、および鮮度に対する要求は厳しさを増し続けている。業界の要求に応えるためには、リソースを確保し、グローバルな地図標準を作成することが必要となる。同組織の目的は、Linux Foundation傘下での協同により、相互運用可能なオープンマップデータを開発することだ。同時に、グローバルな実体参照システムと構造化されたデータスキーマの実現を目指している。これにより、地図を利用する側と提供する側でのデータの効率的な共有が行われ、エコシステムの促進が期待できる。
また、マップ開発のための次世代プラットフォームであるTomTom Maps Platformは、Overture Maps Foundationの取り組みを視野に入れて設計された。トムトムは自社の知見を共有し、協同でのマップ開発を中心としたオープンなエコシステムを推進する。
なお、Overture Maps Foundationは、2023年前半に最初のデータセットを公開する予定だ。今後、サービスプロバイダや政府機関を含む幅広い組織への参加と貢献を拡大していくことを目指すという。
■トムトム CEO Harold Goddijn(ハロルド・ゴダイン)氏のコメント 協同によるマップ開発は、トムトムの戦略の中核をなすものです。Overture Maps Foundationは、我々の目標を加速させるための枠組みを提供します。Overture Maps Foundationの標準化と相互運用可能なベースマップは、世界中の地理空間情報をひとつにまとめるために不可欠です。TomTom Maps Platformは、Overture Maps Foundationのベースマップとその他の幅広いデータ、そしてトムトムの独自データを組み合わせて、高度なナビゲーション、検索、自動運転といった最も要求の厳しいアプリケーションを含む幅広いユースケースに対応する、継続的に統合・品質管理された製品として活用されます。