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トヨタ・コニック・プロ、歩行領域BEV「C+walk T」の実証実験を静岡県熱海市で実施

2022/4/14(木)

トヨタ・コニック・プロ株式会社(以下、トヨタ・コニック・プロ)は、多賀観光協会(熱海市上多賀地先 長浜海浜公園内)の協力のもと、歩行領域BEV「C+walk T」のコンセプトモデルを活用した体験型アクティビティの実証実験を実施した。4月11日付のプレスリリースで明かしている。

近年では、ユーザーのニーズに対応した多種多様な交通体系が徐々に構築されているが、地域回遊のためのサービス等の課題が残っている。同社は、その課題が観光地域経済のさらなる活性化を妨げている要因であり、解決できる一つの手段が「C+walk T」はじめ、歩行領域BEVであると考えているという。

「C+walk T」は、立った姿勢で乗車できる3輪の歩行領域BEVだ。ステップ高150mmと低くフラットなステップによって、乗り降りしやすくなっている。これまでには、セコム株式会社が常駐警備サービスに導入しており、株式会社マザー牧場では、体験型アクティビティの実証実験を行っている。




今回の実証実験は、ながはま特設市に訪れた人々に歩行領域BEVを体験できる機会を提供した。利用者からは、「シンプルで操作がしやすく、地域に導入されるのであればぜひ活用してみたい」、多賀観光協会からは「この活動をきっかけに熱海地域が活性化するとうれしい」との声を得ている。

なお、トヨタ・コニック・プロは、今回のながはま特設市の取り組みのような体験を通じて地域住民や企業へ歩行領域BEVの理解・浸透を図るための活動を続けるという。さらに、今後は公道での走行も見据え、歩行領域BEVが利用者の熱海地域内回遊、施設内回遊をサポートできる環境を整え、パーソナルモビリティによる観光地域の活性化につなげたいと述べている。


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