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トヨタのウーブン・プラネット、米国配車会社リフトの自動運転部門買収

2021/4/30(金)

トヨタ自動車の関連会社であるウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社(以下、ウーブン・プラネット)は、米国配車サービス会社Lyft, Inc.(以下、リフト)の自動運転部門であるLevel 5(以下「レベル5」)を約5.5億米ドルで買収することに合意した。4月27日付のプレスリリースで発表している。

今回の案件は、2021年1月、旧トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(TRI-AD)から移行して事業を開始したウーブン・プラネットの、初めての買収案件だ。今回の買収により、人材・テクノロジー・グローバル展開の3点を強化する。

さらに、ウーブン・プラネットとリフトは、リフトのシステムと車両データを活用し、ウーブン・プラネットの開発する自動運転技術の安全性と商用化を加速させる協業にも合意した。このような協業と資産の譲渡も含め、ウーブン・プラネットは約5.5億米ドルの買収金額の内、調整後にまず約2億米ドルを支払い、残りの3.5億米ドルを5年間で支払う予定だ。

なおウーブン・プラネットは、今後もモビリティの世界に革新的な技術をもたらすことで、ビジョンである「Mobility to Love, Safety to Live」を実現し、世界中の人々に幸せを届ける企業となることを目指すと述べている。

■ウーブン・プラネット 代表取締役CEOであるジェームス・カフナー氏のコメント

「今回、更にレベル5の世界トップクラスのエンジニアや専門家、技術のリソースが集結することで、よりアジャイルでスピード感のある事業活動を幅広く進めることが可能になると考えています。私たちは、技術によって世界を変革し、世界中の人々がより安全で幸せに暮らす未来を創造していきたいと考えています。」(一部抜粋)

■リフトのCEOであるローガン・グリーン氏のコメント

「今回のパートナーシップは、私たちのミッションを実現するための旅の新たなフェーズのはじまりです。リフトはこの9年間、自動運転車による移動ネットワークを構築してきました。今回の契約が結びつけるビジョン、人材、リソースと想いを共有することにより、クリーンな自動運転モビリティを世界規模で展開していきます。」

■ウーブン・プラネット 投資・買収担当ヘッドであるジョージ・ケラマン氏のコメント

「今回、優秀なエンジニア、最先端テクノロジーが加わることにより、テクノロジー・ソリューションの開発を加速させていきます。また、国際的な認知を高め、確固たる基盤を築くとともに、トップクラスの人材の採用を進めます。私たちは、自動車業界の枠を超えたさまざまな技術やパートナーシップを織りなし、未来のモビリティ・システムの中核となっていきます。」(一部抜粋)

■リフト 自動運転分野エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるルーク・ヴィンセント氏のコメント

「ウーブン・プラネットに加わることにより、スタートアップ企業が持つエネルギーとスピードを持ちながら、優れた自動運転開発の知見と豊かなリソースを活用することが可能になります。新しい挑戦の一翼を担い、ミッションを共有し、未来のモビリティとスマートシティを支える基盤技術を構築することを楽しみにしています。」(一部抜粋)

(出典:トヨタ Webサイトより)

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