Uberと電脳交通がパートナーシップ締結 配車システムで連携開始
2025/2/12(水)
Uber Japan 株式会社(以下、Uber Japan)は2月6日、株式会社電脳交通(以下、電脳交通)と戦略的パートナーシップを締結し、電脳交通のクラウド型タクシー配車システムである「DS」との連携を開始することを発表した。Uberが広く普及するタクシー配車システムと連携するのは、日本で初めてとなる。
今回の連携により、電脳交通のクライアントである全国のタクシー事業者および乗務員は、自社への電話による配車リクエストとUberユーザーからのタクシー配車リクエストを同一端末・同一画面で受けとることが可能になる。さらに、電脳交通がタクシー事業者と各配車アプリ間で発生するオンボーディングや契約、支払いなどの手続きを一元管理することで、双方に発生する工数を削減し、より効率的な運用を実現するという。
なお、両社は、今後今回の取り組みの拡大を通じ、Uberのサービスを展開する各地域で、地域経済の活性化、訪日観光客の利便性向上、タクシー業界のデジタル化促進をはじめ、さまざまな経済効果を創出したいと述べている。
▼関係者のコメント
■Uber Japan 代表 山中志郎氏のコメント
今回の電脳交通とのパートナーシップは、Uberにとって日本市場における重要なマイルストーンです。地方の交通課題にテクノロジーを活用して取り組み、タクシー業界の成長を支援するとともに、訪日観光客や地域住民の皆さまにより良い移動体験を提供できることを大変嬉しく思います。
■電脳交通 代表取締役 近藤洋祐氏のコメント
電脳交通が全国47都道府県のタクシー事業者に提供するクラウド型配車システム「DS」が、70カ国に展開されるUberのグローバルなモビリティプラットフォームと連携することで日本でのタクシー利用の体験が向上し、業界全体の活性化につながることを期待しています。また、2社のテクノロジーの融合が、地域の移動課題の解消につながると考えており、全国のあらゆる地域で人々が快適にタクシーを利用できる状況をUber社と協力して実現していきたいと思います。