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日本ユニシス、「人流の可視化」とAI活用でマーケティングを支援

2020/10/22(木)

トチカチの概要図

トチカチの概要図

日本ユニシス株式会社(以下、日本ユニシス)は、特定地域の人流を可視化する「トチカチ」を10月21日から販売開始した。

「トチカチ」は、株式会社ギックスが提供するWebサービスで、全国約80,000エリアの人流の情報を属性ごとに可視化することができる。

日本ユニシスは、AIを活用した顧客データ分析サービス「RinzaTarget」と「トチカチ」とを連携させ、小売、不動産、商業施設など企業のマーケティング部門向けに、ターゲット顧客の選定や店舗運営の最適化などの支援を行う。

「トチカチ」はギックス社が情報提供するWebサービスで、モバイル空間統計を使い、全国約80,000エリアの人流の情報を、時間・性別・年代などの属性ごとに、表やグラフで見ることができる。利用者は、500m四方の単位で対象地域を選択することが可能。また同サービスでは、携帯電話の位置情報データをもとにしており、最短2時間前までの情報を見ることができる。
※株式会社NTTドコモの携帯電話ネットワークのしくみを使用して作成される人口の統計情報。1時間ごとの人口を、24時間365日把握することが可能。

「RinzaTarget」は日本ユニシスが提供するサービスで、企業が所有する購買データやPOSデータなどを分析することで、潜在顧客や優良顧客の育成パターンを導出する。プロモーション戦略の立案、分析環境および分析モデルの構築など、企業が必要とする顧客データ分析プロセスをワンストップで支援するサービス。

「トチカチ」と「RinzaTarget」を組み合わせた具体的な活用例には、ターゲット顧客の選定や店舗運営業務の最適化支援がある。特に小売、不動産、商業施設など企業のマーケティング部門に向けたサービスを想定している。

トチカチの人流データとRinzaTargetの顧客分析サービスを活用することで、従来経験則などによって予測していたリアルタイムな消費者の動きを基にした的確なターゲットの選定が可能となり、効果的な施策を打つための意思決定を支援する。

今後、日本ユニシスは、「トチカチ」の販売開始に伴い、「RinzaTarget」のサービス提供先を小売業・消費財メーカーだけでなく、不動産、商業施設などへと拡大していく方針だ。

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