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日清食品とトヨタ、ウーブン・シティでのWell-Beingに向け検討へ

2022/4/28(木)

日清食品株式会社(以下、日清食品)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、Woven City(ウーブン・シティ)における、食を通じたWell-Beingの実現に向けた実証について、具体的な検討を進めることで基本合意した。4月26日付のプレスリリースで明かしている。

Woven Cityは、モビリティカンパニーへの変革を目指すトヨタが、さまざまなパートナーと共にあらゆる実証を行う街だ。モビリティにはA地点からB地点への移動に加え、Move=人の心を動かす意味も含んでいる。トヨタはWoven Cityで、モビリティの定義を拡大させ、ヒト中心とした幸せの量産を追求していくことに挑戦している。

日清食品は、Beyond Instant Foodsをスローガンに、即席食品の価値を超えた新たな食文化の創造に挑戦している。その1つとして、見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす「完全栄養食」の研究を進めている。インスタントラーメンなどで培ってきた技術を応用し、独自かつ最先端の食品加工技術を駆使した未来の食の実現に向け、さまざまな取り組みを進めている。

両社は、ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社(以下、ウーブン・プラネット)とともに、日清食品が研究を進める最新の分子栄養学に基づく「完全栄養食メニュー」をWoven City内で提供することなどを通じて、一人一人に最適な「おいしいと健康」を目指す。

具体的には、Woven Cityにおける「完全栄養食メニュー」の提供を通じた、住民の食の選択肢拡充と健康増進の共同実証を行う。さらに、一人一人に最適な「完全栄養食メニュー」の提供に向けたデータ連携を実施する予定だ。

なお、日清食品の目指すBeyond Instant Foodsと、トヨタ・Woven Cityが目指すモビリティの定義の拡大は、その業界が異なっていても本質は変わらない。このような両社の想いが合致し、今回の基本合意に至ったという。

▼関係者のコメント
■日清食品 代表取締役社長 安藤 徳隆氏のコメント
「『ヒト中心とした幸せの量産』を目指すトヨタの構想に強く共感するとともに、Woven Cityに参画できることを大変うれしく思います。今回の取り組みは、一人一人に最適な『完全栄養食メニュー』をいつでも、どこでも食べることができる「新しい食生活」を具現化するための第一歩です。『食と栄養のあり方』や『食と健康寿命延伸との相関』をテーマに、Woven Cityで中長期にわたる実証を重ね、食を通じたWell-Beingの向上に取り組んでいきます。そして、『#日本を未病対策先進国へ』をスローガンに、過去に類を見ない『好きなものを、好きなときに、好きなだけ楽しめる世界』の実現に向け、挑戦を続けていきたいと考えています。」

■トヨタ自動車 取締役執行役員、ウーブン・プラネット代表取締役CEO James Kuffner氏のコメント
「世界で初めて即席麺を開発するなど、新たな食文化を創造し続けてきた日清食品と共に、食と健康という領域において、Well-Beingの実現に向けた一歩を踏み出せることを大変うれしく、心強く思います。トヨタはWoven Cityでの実証実験を通じて、『モビリティ』の意義や価値を拡大させ、幸せの量産を追求していきます。幸せの形と食の好み・健康状態が人それぞれ異なるなかで、日清食品と一緒に、『実証実験の街』Woven Cityにおいて、どのような『食』が人の心を動かし『一人一人の幸せ』に繋がるのかを検証していきます。加えて、トヨタとウーブン・プラネットは、自働化やジャスト・イン・タイムといったトヨタ生産方式のノウハウを食品サプライチェーン上でも活用することで、フードロスなど食にまつわるさまざまな課題解決に貢献できるように取り組んでまいります。」

(出典:トヨタ Webサイトより)

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