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ヤマハ、「移動と健康」に関する2年目の実証実験活動開始

2022/9/16(金)

ヤマハが実証実験で
使用した車両

ヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ)は、公道用“電動カート”を使った移動が健康促進・介護予防・介護費・医療費に寄与するかを検証するため、実証実験を行う。7月29日付のプレスリリースで明かした。
全国に点在する交通空白地帯における交通課題は、高齢者のクオリティオブライフの低下やそれに伴う街の社会保障費の増加など顕著な社会課題となっている。今回の実証実験では、社会課題へのソリューション提供の一環として、電動カート導入により高齢者の外出、および社会参画を促す。そして、それらの介護予防、健康増進効果との関係を明確化することを目標としている。

同社は、2021年度にも実証実験を約2カ月間にわたって実施した。この実証実験では、高齢者が公道用“電動カート”を利用した結果、健康促進・介護予防に寄与しうる各種項目に効果が見られた。2022年度の実証実験では、地域の変更、実施期間の延長(約6カ月間)を行い、仮説の妥当性強化と、最終ゴールである、社会保障費への影響を確認する。同実証の効果評価は、千葉大学予防医学センターで行う。


同実証実験は、大阪府河内長野市、奈良県王寺町などと協力して実施する。大阪府河内長野市の実証実験は、2022年7月25日~2023年1月21日に、約4kmの周回コース(時計回り反時計回りの2ルート設定)にて実施する。

奈良県王寺町の実証実験は、2022年8月1日~2023年1月31日にて実施する。コースは、約1.5~3kmの周回コース(南北に向けて3ルート設定)と、同地区内で利用できるデマンドサービスの2種類だ。


(出典:ヤマハ Webサイトより)

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