新会社「松山みかんエナジー合同会社」設立 四国電力ら、蓄電池事業開始へ
2023/6/16(金)
四国電力株式会社(以下、四国電力)およびCHC Japan株式会社(以下、CHC Japan)は6月14日、愛媛県松山市における蓄電池事業の実施に向けた事業会社「松山みかんエナジー合同会社」を共同で設立した。
同事業は、四国電力が保有する松山太陽光発電所に隣接する場所に、出力12MWの蓄電所を建設し、四国初となる大型蓄電池事業を実施するものだ。2025年度中の商業運転開始を予定している。日本では、春や秋など電力需要の少ない時期の晴天時には、太陽光の供給力がピークとなる昼間の時間帯において、発電量が需要を上回る時間帯も発生している。そのため、余剰となる再生可能エネルギーの有効活用や太陽光・風力の出力変動に対応するための調整力の確保が課題となっている。
両社は、これらの課題解決に寄与するため、再生可能エネルギーの発電量が多い時間帯などに蓄電を行い電気の消費量が多い時間帯に放電することや、調整力として蓄電池を活用する。これにより、電力需給の安定化や再生可能エネルギーの最大限の活用に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献していきたいと述べている。
(出典:四国電力 Webサイトより)