ゼンリン、共同配送の実現に向けた「共同配送システム」をヤマト運輸と構築
2024/6/4(火)
株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)は6月3日、複数の物流事業者の荷物を地域の事業者がまとめて配送する「共同配送」の実現に向け、各社の配送状況を一括管理するシステム「共同配送システム」をヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)協力のもと構築した。
このシステムは、6月3日より埼玉県秩父市において、ヤマト運輸、西濃運輸株式会社、福山通運株式会社の3社の荷物を集約し、地域の事業者が個人宅まで配送するサービス「おむす便」で実運用を開始する。地域の配送を担う事業者は専用の端末を操作して、荷物に貼付された配達伝票のバーコードをスキャンし各種情報をシステムに登録。情報はクラウドを通して共有され、ブラウザ上で荷物の状況を確認できる。導入にあたり既存の基幹システムの改修は不要で、共同配送を実現する新たな配達管理システムとして利用できる。
ゼンリンはスマート物流に向けた取り組みとして、全国の物流課題の解決に向けヤマト運輸と連携し、共同配送および共同配送システムの水平展開を目指す。