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スズキ、EVユーザー向け「スズキ充電サービス」開始 月会費無料で全国3300基対応

2025/12/4(木)

スズキは、同社のEV(電気自動車)ユーザーを対象とした新たな充電サービス「スズキ充電サービス」を2025年12月1日から開始した。月会費は無料で、エネゲートが運営する「エコQ電」ネットワークに対応し、全国約3,300基の公共充電器が利用可能になる。新車購入者向けの特典なども用意し、EVユーザーの利便性向上を図る。

「スズキ充電サービス」は、スズキのEVユーザーが、専用の「スズキ充電カード」または「スズキ充電アプリ」を使って、全国の提携充電器を手軽に利用できるサービス。

最大の特徴は、月額基本料金が無料である点だ。多くの自動車メーカーが提供する充電サービスが月会費制を採用する中、スズキは使った分だけ支払うシンプルな料金体系を選択。これにより、自宅充電がメインで公共充電器の利用頻度が低いユーザーでも、コストを気にすることなく万が一の備えとしてサービスに加入できる。

利用できるのは、全国のスズキ販売店に設置された充電器に加え、エネゲートが展開する「エコQ電」ネットワークに対応する約3,300基(2024年度末時点)の公共充電器だ。専用アプリでは、地図上から近くの充電器を検索し、料金を確認することもできる。

また、サービス開始に合わせ、スズキのEVを新車で購入したユーザー向けの特典も用意される。購入から初回車検までの3年間、一部のスズキ販売店に設置された充電器を特典料金で利用可能。

さらに、支払い用のクレジットカードに「スズキカード」を設定すると、スズキ販売店での充電利用分がポイントキャッシュバックの対象となるなど、既存のサービスとの連携も図られている。

スズキは、この新サービスの提供を通じて、EVユーザーが抱える充電に関する不安を解消し、EVの普及を後押ししていく考えだ。

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