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九大で電動三輪シェアの実証 QTnet、モビラボ、AMANEなどと

2023/4/13(木)

電動三輪モビリティの実証実験を開始、九州大学の石橋達朗総長(左)とQTnetの岩﨑和人社長(右)

電動三輪モビリティの実証実験を開始、九州大学の石橋達朗総長(左)とQTnetの岩﨑和人社長(右)

国立大学法人九州大学(以下、九大)と九州電力グループで通信事業を行う株式会社QTnet(以下、QTnet)は4月12日、福岡市西区の九大伊都キャンパス内で電動三輪モビリティのシェアリング実証実験を開始したと発表した。
九大キャンパス内をはじめとする8カ所に電動三輪モビリティ「GOGO!R」50台を設置し、登録者に無料で提供する。実証実験は4月3日に開始し、6月30日まで行われる。学生のモビリティ用途、観光分野への発展性、サービス化に向けた利用料金など今後の展開に向けて需要を検証する。

将来は、九大学研都市駅周辺や観光地である糸島地区に設置場所を拡大する計画。移動を便利にし、地域の活性化を見込む。また、再生可能エネルギーによる充電も目指す。

実証実験はQTnet、九大などによる産学連携事業。各者の担当は次の通り。

九大
実証実験の場を提供
QTnet
実験の実施主体、実験内容の分析と効果検証
Future株式会社
(QTnetが出資する電動モビリティ製造会社)
電動三輪モビリティと利用に必要なアプリの提供
モビラボ
(モビリティに関する実証運用やサービス開発を行う九大の学生団体)
実証実験の現地対応、利用促進に向けた企画の立案と実行
福岡市産学連携交流センター
(研究者や民間企業が入居して共同研究や事業化を行うためのレンタルラボ・オフィス)モビリティポートの提供
株式会社AMANE
(モビリティ領域などアーバンテック事業の開発支援会社)
実証実験の運営支援

実証実験に関して学生に対応する
モビラボの鉄島大貴代表のコメント

九大の広いキャンパスは端から端まで徒歩だと1時間弱もかかり、使いやすいモビリティが求められています。今回の実証実験では校外の福岡市産学連携交流センターにもポートが設置されました。さらに進めて学生が最も多く利用する登校経路である九大学研都市駅からキャンパス間、周辺の観光地まで利用エリアを拡大して移動の役に立てたいと思います。

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