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ライドシェア4区域で曜日・時間限定4月に開始方針、国交省

2024/3/14(木)

国土交通省は3月13日、タクシーが不足している4営業区域・時間帯・不足車両数を発表した。タクシー事業者の管理下で一般ドライバー・自家用車による有償運送を行う「自家用車活用事業」(日本版ライドシェア)制度創設に関した発表。これらタクシーが不足している区域・時間帯に限定して4月よりライドシェアを始める方針。他の区域の不足数も順次公表する予定としている。

4区域のタクシーの不足に関する数値は2023年10月1日から12月31日までのタクシー配車アプリのデータから算出した。配車マッチング率9割を確保するために必要な台数を不足車両数と定義した。

タクシーが不足する区域・曜日・時間帯からライドシェアを許可する予定。東京23区と武蔵野市、三鷹市を対象とする営業区域「特別区・武三」では、全ての曜日でタクシーが不足する時間帯に許可する。名古屋市、瀬戸市、日進市などの「名古屋」では金曜午後4時から7時台と土曜深夜0時から3時台となる。対象の区域や時間帯は表を参照。

4月時点では不足車両数の半分を、ライドシェア開始を希望するタクシー事業者に割り当て、残り半分については3カ月ごとに一定数配分する予定。事業者からのライドシェア申請車両数の合計が不足車両数を超える場合は、申請車両数の比率に従って配分する。

日本版ライドシェアは、政府が12月に公表した「デジタル行財政改革会議の中間とりまとめ」に基づく。タクシーが不足する地域・時期・時間帯におけるタクシー不足状態を、道路運送法第78条第3号が定める「公共の福祉のためやむを得ない場合」であるとして、一般ドライバー・自家用車による有償運送を許可する方針。



(出典:国土交通省 Webサイトより)

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