愛知製鋼、四万十市の自動運転サービス実証実験にGMPS提供へ
2022/8/19(金)
愛知製鋼株式会社(以下、愛知製鋼)は、高知県四万十市の西土佐地域自動運転モビリティ実証実験企画会議が実施する自動運転サービス実証実験にGMPS※を提供する。期間は8月21日~28日。8月10日付のプレスリリースで明かしている。
※ 愛知製鋼独自開発の自動運転支援システム「磁気マーカシステム」のこと。車両底部に取り付けた磁気センサモジュールが、走路に敷設した磁気マーカの微弱な磁力を検出し、自車位置を高精度に推定する。Global Magnetic Positioning Systemの略(プレスリリースより)
同実証実験は、四国旅客鉄道株式会社(以下、JR四国)予土線の江川崎駅~道の駅よって西土佐(ともに高知県四万十市)の間で実施する。西土佐地域は、鉄道駅から周辺観光施設への移動手段が限られているうえ、予土線の利用促進につながる観光誘客が大きな課題となっている。それらを解決する手段の一つとして期待されているのが、小型モビリティによる自動運転サービスだ。具体的には、ヤマハ発動機株式会社が提供する7人乗りのGSM(グリーンスローモビリティ)に磁気センサモジュールを搭載する。電波環境や天候の影響を受けないGMPSの高い信頼性を実証するとともに、磁気マーカ設置間隔の拡張によるさらなるコスト低減も合わせて検証する。
なお、愛知製鋼は、今後もGMPSの早期社会実装に戦略的に取り組み、次世代公共交通システム確立に貢献すると述べている。
(出典:愛知製鋼 Webサイトより)