あいおいニッセイ同和損保ら、空飛ぶクルマなどの社会実装に向け共同研究へ
2023/9/13(水)
法政大学大学院アーバンエアモビリティ研究所(以下、HUAM)らは9月11日、空飛ぶクルマなどのアーバンエアモビリティの社会実装に向けた共同研究契約の締結を発表した。HUAM、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(以下、あいおいニッセイ同和損保)、MS&ADインターリスク総研株式会社(以下、MS&ADインターリスク総研)の3者で実施するという。
今回の共同研究の目的は、空飛ぶクルマに関する総合的なリスクアセスメントや安全・安心なモビリティサービス事業の構築、および次世代航空分野における人材育成だ。自治体向け環境アセスメント※評価も包含させた総合的なリスクアセスメントと、空飛ぶクルマおよび他のモビリティサービスと連動したMaaS事業全体に関する保険・サービスを開発するという。対象となるのは、「空と陸のシームレスなMaaS」に向け、空飛ぶクルマの利用者が移動する空・陸すべての移動プロセス(出発地から離発着場・地上や海上も含めた2地点間飛行・離発着場から目的地までのラストワンマイル等)だ。※ 騒音等が離発着場の周辺環境に及ぼす影響度の調査等(プレスリリースより)
さらに、3者は、空飛ぶクルマの国産機体を用いた飛行データ分析(バッテリー性能劣化防止・燃費向上等の研究)や、研究成果を法政大学の次世代航空人材向け教育カリキュラムへ活用することも検討するという。なお、3者は、空飛ぶクルマを活用した安全・安心なモビリティサービス事業の構築や次世代航空分野における人材育成に向け、共同研究を進めていくと述べている。