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akippa、第一交通産業の遊休スペースで食料品等の販売イベント開始

2021/12/24(金)

akippa株式会社(以下、akippa)は、第一交通産業株式会社(以下、第一交通産業)が管理している営業所等の遊休スペースをakippaを介して、キッチンカーの出店場所や、野菜販売所として活用する取り組みを開始する。12月22日付のプレスリリースで明かした。
第一交通産業グループは、北九州市に本社を置き、タクシー・ハイヤー事業を中心に全国展開している会社だ。全国各地の営業所には、多くのタクシードライバーが所属している。

しかし、地方や住宅街周辺など営業所の場所によっては、周辺に飲食店が少なくランチの場所に困るタクシードライバーがいる。なかには、毎食購入した軽食で済ませるなど栄養に偏りのあるドライバーも存在し、タクシーを含む運送業界全体では、健康面も含め食に関する課題を抱えている。

同実証実験では、第一交通産業グループの遊休スペースをakippaに登録する。そして、駐車場で食料品などの販売・購入を行う「akippaマルシェ」として活用し、キッチンカーの出店と野菜の直売を実施する。これにより、第一交通産業グループに勤務している社員やタクシードライバーが、ランチタイムに飽きることなく、温かい料理を楽しむことができる。
また、同時に、野菜の直売も実施することで、新鮮な野菜を購入し、自宅でも健康的な生活をサポートすることができる。akippaマルシェは、誰でも利用可能だ。全国各地でそれぞれキッチンカー事業者を募るほか、野菜販売はYACYBER株式会社が運営する農産物直売所の検索サービス「YACYBER」に登録している生産者が出店する。
同実証実験は、2022年1月より福岡県にある本社および早良営業所の遊休スペースでの実施を皮切りに、今後は約200カ所ある第一交通産業傘下のタクシー営業所を中心に、全国に展開する予定だ。なお、akippaは、従業員、地域住民、地元の飲食店が集う新たなコミュニティの場として人と人、人と体験をつなぐと述べている。
■第一交通産業株式会社 担当者コメント
弊社では、お客様へ安心してタクシーにご乗車いただけるよう、乗務員の健康管理には日々留意して営業を行っております。今回は「食」の観点より乗務員の健康をサポートしていくだけでなく、「食」が楽しみの一つとなることで乗務員の満足度の向上につながればと思い、今回営業所の敷地内にキッチンカーや野菜販売が定期的に来る「akippaマルシェ」の活用をします。
また、地域住民や周辺企業のみなさまにも利用していただくことで、地域ににぎわいをもたらし、同時に弊社をより身近に感じてもらうきっかけになればと考えております。
今後はモビリティサービスの一環として、各都市のタクシー待機場所などを活用し、より多くの方にご利用いただけるよう検討していきたいと思います。

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