アウディ、EV充電器用耐塩害ボックス開発 屋久島のホテルに初設置
2024/7/11(木)
アウディジャパン株式会社(以下、アウディ)は7月8日、海辺に設置するEV用充電器の塩害を防ぐボックスを自社開発し、THE HOTEL YAKUSHIMA Ocean & Forest(以下、THE HOTEL YAKUSHIMA)に8kW普通充電器2基の初設置を発表した。
今回開発したEV充電器用耐塩害ボックスにはステンレス鋼板を採用し、塩害を防ぐ強力な特殊塗料を塗布。さらに、海岸沿いに吹く強い風にも耐えられるよう、充電器をアンカーボルトで強固に固定している。くわえて、充電の利便性を損なわないよう、ボックス中央部に開口部を設けて充電ケーブルを通し、ボックスの扉を閉めたままでの充電を可能にした。開口部にはブラシを付けることで、充電時のケーブルの動きにも対応できるよう工夫しているという。
なお、同取り組みは、アウディが屋久島町(鹿児島県熊毛郡、町長 荒木 耕治)、アウディ正規販売店を運営する株式会社ファーレン九州と、2023年7月に締結した包括連携協定に基づくものだ。
なお、同社は、アウディでは屋久島での取り組みのほかにも、独自の電動化戦略に基づき、BEVの利便性向上のために8kW普通充電器の設置を全国で進めており、6月末時点ですでに103カ所202基の設置が完了している。さらに、急速充電器としては、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェのBEVオーナーを対象に提供する、最大150kWの急速充電ネットワーク、プレミアム チャージング アライアンス(PCA)を展開し、さらに都市部のユーザー向け蓄電池型超急速EV充電施設Audi charging hub(アウディチャージングハブ)の運営も行う等、各地のニーズと環境に準じた充電ネットワークの拡充に努めているとのことだ。
(出典:アウディジャパン Webサイトより)