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アウディ 上海モーターショーで大都市モビリティのコンセプトを発表 「オンデマンド」のモビリティサービスへ

2019/4/19(金)

アウディは、上海モーターショー2019で、未来の大都市のためのモビリティコンセプトを発表した。Audi AI:MEと名付けられたこのショーモデルは、コンパクトな寸法、未来的で広々としたインテリア、レベル4に対応した自動運転機能を特徴としている。
Audi AI:MEは、2017年のフランクフルトモーターショーでデビューしたAudi AIcon、そして2018年の夏に公開したAudi PB 18スポーツカーに続いて、アウディの3番目のコンセプトカー。アウディは2019年9月開催のフランクフルトモーターショーで、4台目のビジョンコンセプトを発表して、AIカルテットを完成する予定だ。

“Audi on demand”:革新的なコンセプト

アウディは、“オンデマンド”コンセプトにより、これらのコンセプトカーを必要なときにのみ予約して利用することにし、広範囲なカスタマイズの可能性を提供する。このやり方は、クルマを所有するのではなく、必要に応じて利用するという考え方に基づいている。コンセプトカーにおける技術的なオプション機能は、アプリを介してオンラインで、または“myAudi”システムに保存されているドライバーの詳細情報を使用して事前に設定することができる。ドライバーの好みの室内温度から、完璧なシートポジション、そして個人的な音楽ライブラリーに至るまで、ユーザーがクルマに乗り込んだときには、そのすべての環境が整っている。“Audi on demand”はすでに一部の大都市で利用可能になっている。アウディは世界的なモビリティサービスプロバイダーを目指すというビジョンを拡大していくことを目指している。

コンパクトなボディと電気駆動システム

Audi AI:MEの全長は4.30m、全幅は1.90m。電気駆動システムの構造により、短いオーバーハングと、センタートンネルのない広々とした室内が実現している。コンパクトな駆動パッケージによって、有効活用できる最大限のスペース、空間の快適性、優れた多用途性が実現している。Audi AI:MEは、2人乗りを基本とするが、レイアウトはシートポジションと収納スペースの様々な構成によって変化する。ほとんどの走行時には、セパレートタイプのフロントシートのみを使用するが、必要に応じてリヤのベンチシートを利用することで最大4人まで乗車することができる。

Audi AI:自動運転によるモビリティへの道

Audi AI:MEという名称は、AIとユーザー(ME)を結び付けるという意味を表現している。Audi AIのシステムは、自分で学んだり考えたりすることが可能で、予測的に個人のニーズを反映することもできる。Audi AIにより、アウディは未来のモデル、つまり高い知能と共感力を備えたクルマを作る目標を示す。また、周囲の状況を常に考慮することによって、乗員の要望にもこれまで以上に適切に対応することを可能にする。

レベル4の自動運転:市街地を走行しながらリラックス

Audi AI:MEは、市街地走行用に設計され、レベル4の自動運転機能を備えている。レベル4のシステムでは、ドライバーによる運転の補助は必要ないが、その機能は高速道路や都市部の特別な設備が施された地域など、特定のエリアに限定されている。このような場所では、ドライバーは完全に運転操作をシステムに委ねることができる。しかし、クルマがその条件に適合した地域から離れた場合は、ドライバーが運転の責任を引き受けなければならない。完全な自動運転を意味するレベル5の機能を搭載するAudi AIconとは対照的に、Audi AI:MEは、従来のステアリングホイールとペダル類を備えている。将来的に、対応するインフラが整備された特定の交通エリアでは、Audi AI:MEの自律的調整・制御により、不要な急加速や車線変更をすることなく、各車両が滑らかに走行することが可能になる。このような状態は、乗員が周囲の交通を気にすることなく、車内でリラックスして過ごすための重要な条件となる。

したがって、アウディはAudi AI:MEにおいて、従来のようにドライバーと車両間の繋がり(ステアリングホイール、インストルメントパネル、ペダル類)ではなく、自動運転機能を搭載したクルマの中で過ごす乗員の時間に、さらなる焦点を当てた。ステアリングホイールなどの制御装置は、洗練されたスタイルで格納することができる。また、クルマと乗員のコミュニケーションや対話は、アイトラッキング、音声入力、ドアレールに設置されたタッチパッドを使って操作できる。

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