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オートバックスセブン、大分県湯布院にてパーク&ライドの実証実験開始

2022/1/14(金)

株式会社オートバックスセブン(以下、オートバックスセブン)は、「観光地の渋滞緩和に向けたパーク&ライドの実証実験」を1月5日より、大分県由布市湯布院町で実施する。2021年12月23日付のプレスリリースで明かした。

オートバックスセブンは、大分県の次世代モビリティサービス導入推進事業を受託した。同実証実験は、「次世代モビリティサービスの在り方に関する検討会(県事務局)」の実証実験として1月5日から1月18日まで実施する。

由布市湯布院町にはコロナ禍前、年間約380万人の観光客が訪れており、観光シーズンには観光客による交通渋滞が発生し、住民生活にも影響を及ぼしていた。今回の実験では、コロナ収束後の客足回復を見据えて、由布院盆地郊外の駐車場から自家用車以外の交通手段に乗り換えて中心部に向かう「パーク&ライド」を実施。これにより、交通を分散することによる渋滞緩和の検証をする。

具体的には、スマホアプリで近隣駐車場の満空情報や道路の渋滞情報を提供する。さらに、ラストワンマイルの移動手段として、電動キックボードの貸し出しや、IoTプッシュボタンを用いたタクシー配車サービスの提供を行う。使用する電動キックボードは、glafit株式会社製の「X-SCOOTER LOM(クロススクーターロム)」だ。

また、中心部への乗り換え交通手段の情報に加え、AIカメラによる満空情報をアプリ上に表示する。これにより、観光客の車が観光地へ入る前に空いている駐車場情報をキャッチでき、駐車場から観光地への移動手段を多様化することで、渋滞の解消と観光客の満足度向上を目指す。

なお、オートバックスセブンは、今後も、大分県における地域高齢者の移動手段の確保や観光地の交通渋滞の改善など移動に関わるさまざまな地域課題の解決に向けて活動する。そして、次世代モビリティプラットフォームを活用し、持続的なサービスの導入および新たな経済価値の創出を目指すと述べている。

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