サイズや高さを問わない電動アシスト自転車向けのワイヤレス充電方法が登場
2020/11/30(月)
ワイヤレス給電の製品を開発するビー・アンド・プラスが26日、サイズや高さが異なっていてもワイヤレスで充電できる、電動アシスト自転車向けのリニア型充電方法を発表した。
観光地などで利用拡大が進む電動アシスト自転車のシェアサイクル。簡易な移動手段である一方、バッテリー充電の課題があり、運営事業者が夜間にバッテリーを交換するなど多大な手間が掛かっている現状がある。そうした課題の解決を目指し、ワイヤレス充電の搭載が進んでいる。しかし、駐輪ステーションに対していろいろな車種を用いると、充電位置の調整が難しく、より拡張性のあるワイヤレス充電が必要になるという。そこで今回、ビー・アンド・プラスが開発し発表したのが新機能のリニア型充電だ。
リニア型充電方式は、自転車の高さやサイズが異なっていても、リニア型の送電部に面する位置であればどこでも充電できる。既にシェアサイクルに搭載し、自転車の設置位置に対しての自由度の高さも確認済みだ。
愛媛県松山市や神奈川県箱根町の芦ノ湖周辺、沖縄各所など、すでにいろいろなところで運用が開始されているという。
また、ビー・アンド・プラスは、小型モビリティ向けのワイヤレス充電をキックボードに搭載できるように進めている。ワイヤレス充電に成功した動画も公開した。
なお、ビー・アンド・プラスのワイヤレス技術は、ロボットハンドツール、無人搬送車、海洋資源調査機などに導入されている。
(ビー・アンド・プラス プレスリリース・Webサイトより)