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AIを活用したEVの最適な充放電サービス、BIPROGYが提供開始

2023/6/2(金)

BIPROGY株式会社(以下、BIPROGY)は5月31日、AIを活用してEVの最適な充放電計画を作成し、遠隔で自動制御を行う「EV充放電サービス」の提供を開始した。

同サービスでは、AIによる最適な充放電計画を作成し、需要家(EVユーザー)が所有するEVを“動く蓄電池”のようにエネルギーリソースとして用いることができる。これにより、放電による電気料金削減(ピークカット)や災害時のBCP対策などにEVを活用させることが可能になる。

また、同サービスでは、東京大学と共同で考案・特許登録した「EV状態予測アルゴリズム」を活用し、EVの駐車/外出の有無、外出時の消費SOC※を予測している。

※ 「State Of Charge」の略で、充電率または充電状態を表す指標(プレスリリースより)

さらに、同サービスでは、車両管理・運行管理システムなどのモビリティサービスと連携した充放電計画を作成できる。ほかにも、分散型リソース(太陽光発電、蓄電池)と連携した充放電制御も可能だ。くわえて、市場価格に連動した充放電制御にも対応しており、小売事業者の電力市場からの調達コストを軽減することができるという。

なお、BIPROGYは、エネルギー×モビリティに関連するサービスを公用車や営業車のEVシフトを進める企業や自治体を中心に提供し、2030年までに年間30億円の売り上げを目指すと述べている。


(出典:BIPROGY Webサイトより)

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