本実証は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金」を活用して実施される。四国地方の公道で「MiCa」が走行するのは、本実証が初^※1で、2024年度中に通年運行の実現を目指している。 「MiCa」は障害物回避機能など新たな機能を備え、運行ルートを翠小学校から日尾野まで約1.8kmの区間を拡大。これにより、幅広い地域の住民が気軽に乗車可能となる。また、「鉄道との乗り継ぎ」を円滑にするため、JR伊予上灘駅にて乗り継ぎを考慮した運行ダイヤの設定や、早朝からの運行を行う。

植西運送は、のどるばハイヤー有限会社とともに、必要な知識とスキルを身に付け、オペレーターや遠隔監視などの「MiCa」の運行業務を実施。これにより、今後の通年運行を見据えた運行体制の構築を目指す。くわえてBOLDLYは、車両の提供や自動走行の設定、BOLDLYが開発・提供する運行管理システム「Dispatcher（ディスパッチャー）」の提供、 運行体制の構築を行う予定だ。
本実証を通して、自動運転技術を活用した持続可能な公共交通サービスの構築および移動促進による地域活性化と、「MiCa」の通年運行の実現に向けた取り組みを推進していくと述べている。