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カーシェアをリードするcar2go、シカゴでサービス開始-全世界で330万人突破

2018/8/1(水)

ダイムラーのカーシェアリング事業会社であるcar2goは、7月25日、シカゴでサービスを開始した。Smart fortwo、ベンツCLA・GLAクラスなど計400台を投入する。現在car2goは、シカゴを含め25都市で運営しており、フリー・フローティング・カーシェアリング(※)のサービス展開を強化している。米国第3位の大都市であるシカゴは人口密度が高く、公共交通機関が整備されているため、フリー・フローティング・カーシェアリングが成功する条件を満たしているという。

※フリー・フローティング・カーシェアリング: 専用のステーションを設けず、路上や公共の駐車場など、借りる場所と返却場所を自由に選択できるシステム。

car2goのCEOであるOlivier Reppert氏は、「カーシェアリングは世界中でますます人気が高まっている。2018年上半期に収集したデータは、今年がcar2goの歴史において最も成功した年であることを示した。シェアリングエコノミーへ転換する流れは今後も加速する」と述べた。

car2goが発表したデータによると、2018年の上半期でユーザー数は全世界で330万人に達し、前年比25%増加したという。特に、ベルリン・ニューヨーク・バンクーバー・重慶の4都市で大きな増加が見られた。また、この半年間で1万4千台のcar2go車が全世界で900万km以上走行し、そのうち約10%は電気自動車だ。「カーシェアリングの将来は電動化であると確信している」とReppert氏は強調した。

car2goは電動化を促進にも積極的に取り組んでいる。6月中旬にシュツットガルトでEV仕様のSmart 453を初めて導入し、旧モデルとの入れ替えを行った。モントリオールでも同月20台のSmartがパイロット事業で利用可能になり、ハンブルクでは2019年までの順次電動化を行う予定だ。また、電動化が普及する際必須となる、充電インフラの整備についても欧州の各都市と協議を進めている。

「300万人以上のユーザーという数字は、car2goが都市でフレキシブルに移動したいという願いを持つ人々にとって重要な役割を果たしていることを示している。また、シェアリングコンセプトに賛同する新規ユーザーが毎日数千人規模登録している」とReppert氏は、car2goの好調ぶりを語った。

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