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カーメンテの予約でLINEと連携 カーフロンティアが実証実験を開始

2020/10/6(火)

カーフロンティアが5日、カーメンテナンス予約サービス「timy」と音声応対AIサービス「LINE AiCall」を連携し、カーメンテナンス電話予約対応の実用化に向けた実証実験開始を発表した。
カーフロンティアでは2018年4月より、カーメンテナンス予約サイト「timy」を開始した。しかし、メインの顧客層である中高年男性層は直接来店する比率が高いこと、電話予約が主流であること、整備事業者側のデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れといった原因から、店舗の予約対応にかかる負荷の削減が効果的に進まなかった。

今回のサービス連携で、カーフロンティアが抱える課題やニーズと、「LINE CLOVA」のAI技術および活用ノウハウが融合する。DXの遅れているカーメンテナンス業界の活性化、そして整備事業者・ドライバー双方の利便性が向上する新たな事業・サービスの展開が今回の目的となっている。

今回の実証実験は、洗車の電話予約対応での実用化を目指す。開催期間は2020年10月1日から31日まで。電話予約を「LINE AiCall」が対応、「timy」が予約空き状況を判断する。この2つを連携させ、予約台帳に自動で登録を行うことを可能とする。また、登録した予約情報はリアルタイムでネット予約側へも反映して一元管理する。これによりオーバーブッキングを防ぎ、予約情報を管理する手間も省く。

カーメンテナンスの電話予約・ネット予約の流れ



今回の実証実験では、人手の少ない平日夜間と、繁忙日で電話対応の難しい休日に導入する。「電話がつながらない」や「待ち時間が長い」などドライバー側の不満解消と、「閉店時間中」や「作業・接客中」で電話対応ができないことから生じる店舗側の機会損失を防ぐ狙いだ。

なお、来春にはタイヤ交換や車検、オイル交換など多様なカーメンテナンスメニューを追加し、多くの整備事業者の業務効率化をかなえるサービスとして本格開始予定となっている。

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