水道使用量データからサービス提供 中部電力ら、自動検針に関する協定締結
2023/6/14(水)
中部電力株式会社(以下、中部電力)らは6月12日、戸建住宅等へも対象を広げた自動検針の安定性を検証する実証試験に関する協定を締結した。
今回の協定には、名古屋市上下水道局(以下、上下水道局)、中部電力、株式会社両毛システムズ(以下、両毛システムズ)が締結している。さらに、上下水道局と中部電力は、2021年5月6日公表済の電力スマートメータ通信網を活用した集合住宅における水道自動検針の試験導入において、高いデータ取得率を確認している。くわえて、同試験では、水道使用量データの取得から各種サービス提供まで一連の流れで行うことで、水漏れ・じゃ口閉め忘れの早期発見・通知等、新たな付加価値サービスの検証を行う。試験期間は、2023年10月~2026年3月の予定だ。
なお、上下水道局は、今後同試験を通じて効率的・効果的な自動検針のシステム化や水道使用量データを活用した新たなサービス提供の可能性について調査研究を進める。同時に、中部電力と両毛システムズは、電力スマートメータ通信網を活用した水道使用量データの利活用サービスの開発・検証を通じて新たな価値の創出を目指していくと述べている。
(出典:中部電力 Webサイトより)