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福岡県とCJPTが連携、FCモビリティ導入拡大などを共同で推進

2022/12/28(水)

福岡県とCommercial Japan Partnership Technologies株式会社(以下、CJPT)は、燃料電池車両(FCモビリティ)導入拡大などに共同で取り組むことに合意し、連携協定を締結した。12月26日付のプレスリリースで明かしている。

水素は、国の「グリーン成長戦略」でカーボンニュートラルのキーテクノロジーとして位置付けられている。また、福岡県では、新たな水素戦略「福岡県水素グリーン成長戦略」を2022年8月に公表した。

同戦略では、水素を生成する際にCO2を排出しない“グリーン水素”普及などの「水素製造のイノベーション」、工場やモビリティにおける「水素利用の拡大」、それらの推進による「水素関連産業の集積」に重点的に取り組むこととしている。中でも、安定的かつ大量に水素を使用するトラック等商用FCモビリティの先行導入を図り、水素を県民に身近に感じてもらい、その利用拡大や産業・地域振興を進めている。

CJPTは、CASEの社会実装・普及に向けたスピードを加速し、社会課題の解決やカーボンニュートラル実現に貢献するために、「電動化」・「物流効率化」に取り組んでいる。中でも「電動化」においては、ハイブリッド車(HEV)/電気自動車(BEV)などに加えて、日本のエネルギー事情も鑑みた水素の普及を視野に、生活に近い場所で使ってもらえる商用、ならびに公共のFCモビリティの企画にも取り組んでいる。さらに、同社は、より多くの人々と共に水素社会を構築していきたいと考え、業界の枠を超えた仲間づくりを進めている。

今回の連携では、「FCトラック/乗用車を通じた商用・公用車両へのFCモビリティの導入企画と実行」、「地域交通等へのFCモビリティ導入企画と実行」、「FC大型モビリティの幹線道路活用に向けたインフラ整備の促進」に取り組む。

具体的には、2022年度のFC小型トラックの物流事業者への導入を皮切りに、さらなるFCモビリティの普及に向け取り組んでいく。食料品や日用品などを配送するFC小型トラックの導入拡大にくわえ、塵芥車(ごみ収集車)や救急車などの公用業務車両のFC化、地域交通におけるFC大型バスや、人口の少ない地域にも活用できるFC小型バスを導入する。そして、幹線道路を走る長距離トラックといったFC大型モビリティを見据えたインフラ整備など、中長期的な目線での段階的な活用拡大に向けた企画・検討を行っていくという。

なお、両者は、西日本でも有数のトラック台数規模や水素の消費がある福岡県から取り組みを始め、さらには九州全体も視野に実用的で持続可能な水素社会構築に向け共に挑戦していくと述べている。

(出典:トヨタ Webサイトより)

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